火天の城
久しぶりに映画を見に行ってきました。せめて月に一度ぐらいは観にいこうと思いながらなかなかいけずに、昨年の「おくりびと」から1年ぶりの映画となりました。観たのは戦国時代の安土城が舞台となっている「火天の城」で、なかなかのものでした。粗暴な織田信長の例の無理な命に対して意地をかけて城を作り上げていく宮大工岡部又右衛門と陰で支えた女性たちを描いた物語であります。
絢爛豪華でかつ空前絶後の城郭を誇った安土城は天守は五層七階で、瓦は金箔で天下人として諸国を見渡すために安土山に作られたのですが、山崎の戦の後に消失してしまいました。今に残って居ればきっと第1級の国宝の城であったろうに残念です。焼失の原因は明智秀満軍が敗走のときに放火したとか、落雷によるものとかいろいろ言われていますが、今日では略奪目的野土民が放火したとされているようであります。
この映画とは直接関係ありませんが、安土城の実態がもうひとつ分からないので地元の安土町ではプロジェクトチームを作りイタリアのローマに渡り「安土城の図」として伝わる屏風絵を探しに行ったのですが、結局分からずじまいだったようであります。
それにしても、安土城と考えられる城を原寸大の広さで作り上げたこのオープンセットはたいしたものでありますし、西田敏行の演技力たるやますます円熟味がさえ、この映画の価値を大きく髙めたのではないでしょうか。
その安土町が、来年3月に近江八幡市と合併し「安土町」の名がなくなるということで町長のリコールにまで発展してしまっています。来月早々に町長選があるのですが、誰が町長になっても合併は既定の事実として行われるのですが、ただ何とか「安土」という固有名詞が残せないかと町民の皆さんが思っていることもまた事実であります。さあどうなることやら。
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